FRC副委員長、IOSCO創立50周年国際会議に出席

経済
b.dagiimaa@montsame.gov.mn
2025-05-15 14:57:37

(ウランバートル市、2025年5月15日、国営モンツァメ通信社)金融規制委員会(FRC)のT.ツェレンバドラル副委員長は、証券監督者国際機構(IOSCO)の創立50周年記念年次総会に出席している。


今月12日から15日にかけてカタールのドーハで開催されている会議では、年度活動報告に加え、デジタル化、サイバーセキュリティ、市場の安定性といった資本市場が直面する課題への対応について議論が行われた。また、市場の効率性や投資家保護の強化、資本市場のインフラ整備、透明性の確保、さらにフィンテック、人工知能(AI)、持続可能な発展などのテーマも取り上げられた。


この国際機関は、資本市場における金融監督・監査の強化、加盟国間の協力拡大、情報共有体制の深化を目的としており、地域に4つの下部委員会を有している。FRCは、アジア太平洋地域委員会(APRC)および新興市場委員会(GEMC)のメンバーである。


FRCのツェレンバドラル副委員長は、「資本市場の持続可能性と透明性に関する国際基準」、「暗号資産制度」、「プライベート・ファイナンスの方向性」と題するパネルディスカッションに出席した。同氏は、持続可能なファイナンスのロードマップを実施する中で得た経験や直面した課題、暗号資産およびデジタル資産市場に関するIOSCOの勧告、効果的な規制の導入方法、プライベート・ファイナンスの動向やリスクについて意見を交換した。


証券監督者国際機構(IOSCO)は、130ヵ国以上から230を超える機関が加盟する、資本市場における政策および基準を策定する国際組織である。FRCは、2009年に同機構の正会員として加盟し、2014年には多国間覚書にも署名している。