ドルノゴビ県:オユンエルデネ首相、MAK社産業プロジェクトを視察
地方ニュース
(ウランバートル市、2025年5月12日、国営モンツァメ通信社)ロブサンナムスライ・オユンエルデネ首相は、ゴビ地域協議会の第1回会議に出席するため、ドルノゴビ県のサインシャンドへ向かう途中、いくつかの重要な産業プロジェクトや工業団地で視察をした。
輸出の促進、輸入代替製品の生産支援、国内建材産業の総合的に発展を目指す政策の一環として、MAK株式会社は、トゥブ県のセルゲレン郡およびドルノゴビ県のダランジャルガラン郡に建材生産の複合施設を設立・運営している。
オユンエルデネ首相は、MAK株式会社が運営するユーロセメント、石灰、ドア・窓、充填ブロック、ファサード、ガラス構造、空気調整用鋼管の完全自動化工場を視察した。また、「ダランジャルガラン太陽光発電所」の運営状況も確認した。
今後、御影石やエンジニアードストーン板、セラミック板、繊維強化セメント板、プラスチック袋、コンクリート製品、強化ガラスなどの製造工場を設立し、順次運営を開始する予定である。
これにより、建材の総合的な生産体制が整い、「ダランジャルガラン」建材生産複合施設プロジェクトでは2000人、「セレレン」複合施設プロジェクトでは1000人の新たな雇用が創出される見込みである。
さらに、モンゴルで初めて、工場や鉱山の電力を自社の電源でまかなう取り組みとして、この企業はセレンゲ、ダランジャルガラン、フゥートの3か所に、合計40MWの太陽光発電所と90MWの蓄電池を設置し、運用を開始した。
これは、東北アジアで産業企業が実施した太陽光発電所の中で最大規模のプロジェクトであり、今後、再生可能エネルギープロジェクトをドルノゴビ県やバヤンホンゴル県で、また、水素製造と関連製品の加工プロジェクトをドルノド県のアドゥンチュロート(Aduun Chuluut)鉱山を拠点に実施する予定である。
政府行動計画には、建設業界の発展のために民間セクターを支援し、協力していくことが盛り込まれている。
そのため、産業化、建設、道路整備、インフラ整備の事業が全国規模で始まる中で、建材や原材料の供給が途切れないことが重要であり、政府と民間セクターが効果的に協力することについて、首相は関係者に指示・方針を示した。
5月12日に、政府の定例会議はドルノゴビ県サインシャンド郡で開催される。