バトツェツェグ外務大臣、カナダを公式訪問

政治
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2023-11-24 19:19:16

(ウランバートル市、2023年11月24日、モンツァメ通信社)11月20~22日、バトムンフ・バトツェツェグ外務大臣は、メラニー・ジョリー・カナダ外務大臣の招請により、両国外交関係樹立50周年の一環でカナダを公式訪問した。


20日、バトツェツェグ外務大臣はアーメド・フッセン国際開発大臣と会談し、少女と女性のエンパワーメント、男女平等確保、公共サービスの強化、鉱業ガバナンスの改善を目的とした開発プログラムについて意見交換した。フッセン大臣は、インド太平洋地域の重要パートナーであるモンゴルとは、同様な気候条件であることを考慮し、気候依存が強い農業分野での協力関係拡大に意欲を示した。



同日、マルシ・イエン女性・ジェンダー平等・青少年担当大臣と行った会談で、2024年にウランバートル市で開催される世界女性フォーラムに招待し、意思決定レベルにおける女性の参画を推進する#She4Heイニシアティブによる活動を紹介した。イエン大臣は、同国がジェンダーに配慮した政策と計画策定における家庭内暴力評価プログラムの実施について紹介し、双方は同分野における協力拡大の意向を表明した。



同訪問の一環、両国標準計量管轄当局間の協力協定が署名され、地理的気候が類似する先進国カナダの標準をモンゴルに導入し、耐寒建物、道路、橋梁、低熱損失技術における協力、標準化部門の人材育成が期待される。



21日、ジョリー・カナダ外務大臣と公式会談を行い、モンゴルの平和志向でオープン且つ多本柱の外交政策において「第三隣国」が重要な位置を占めると強調し、双方は、両国関係を「包括的パートナーシップ」レベルに引き上げる事で合意した。ジョリー大臣は、インド太平洋地域における女性のリーダーシップ促進、フェミニスト外交政策を推進するモンゴルの積極的外交活動を高く評価し、今後は、グリーン経済、鉱業、環境、砂漠化対策、農業、デジタル移行、教育分野、特に英語教員育成に重点を充て、両国の貿易・投資協力関係を拡大することで合意した。



公式訪問の一環、22日、バトツェツェグ外務大臣はカナダ政府代表者、投資家、実業家らとビジネス会議を開催し、今後は鉱業部門に加え、クリーン・エネルギー、農業、教育、環境部門へのカナダの投資増加、輸出品の多様化、北米市場におけるモンゴル製品の導入促進への投資を呼びかけた。