国際森林デーと「10億本の植林」

社会
bolormaa@montsame.gov.mn
2023-03-30 13:09:27


321日は国際森林デーである。同日「健康な森林・健康な人」テーマで祝している。2012年に国連が世界陸地の31%を占める森林を保護し生態系のバランスを保つため毎年321日を「国際森林デー」と定めた。モンゴル政府は2015年以降、市民に森林の重要性について情報提供し、その保護と管理を重視してきた。

モンゴルは砂漠化や気候変動に対し、毎年の5月と10月に植林する伝統がある。従い、オフナー・フレルスフ大統領は「10億本の植林」全国運動を提案し、市民や企業が2030年まで13000万本の植林を目指し全国で同キャンペーンに参加している。

国内で1850万㌶面積を占める森林は世界生態系の重要な部分であり、哺乳動物、鳥類、爬虫類の生息環境となっている。森林地域が全面積の約10%を占めているが近年、生態系のバランスが崩れ、11億本の木が昆虫に破壊される恐れがある。320日、国内森林政策、科学、技術会議の際、バトウルジー・バトエルデネ自然環境・観光大臣は「昨年1月まで、森林の297000㌶面積が昆虫に破壊された。今後、その面積はより拡大する傾向があるため、10億本の植林しても同量の木が枯れる恐れがある」と強調した。

モンゴルの森林はシベリアの最南端に位置しており、害虫、火災、気候変動や気候、気温差などの自然環境の厳しさに強いという特徴がある。