憲法改正、与野党ら「宣言書」

政治
bolormaa@montsame.gov.mn
2022-06-22 09:27:54

  69日、与野党が憲法を巡り改正案を提起し、与党・モンゴル人民党(MPP)を含む24党が政治的「宣言書」へ署名した。

人民党院内会派のドラムドルジ・トグトフスレン代表は「国会政党の3党を含む24党は宣言書に署名した。改憲を巡る政党間議論は111日から半年となる。改憲論はもう大詰めを迎えた」とし、 「憲法とはコンセンサスに基づくものだ。国民の支持に基づいて改憲を行う」と説明。さらに同氏は「民主党とフン党との協調ができた」と強調した。

民主党院内会派のダシドンドグ・ガンバト代表は「改憲論は2019年の憲法改正の延長線だ。民主党は議会主義の機能強化という立場だ。国民を代表する政党である以上、憲法改正に積極的に関わるつもりだ」と強調した。

一方、ドグミド・ドルジハンド議員(フン党首)は「国会政党のみならず、議席を有しない政党勢力も改憲を支持。改憲の成立要件は57人の賛成票のみだ。与党単独でもできる。だから、抗議運動を介して改憲の要求を付けた。我々は20万人の有権者と話し合った。国民も改憲を支持し、特に若い層は強く求めている。改憲を通じて選挙制度の見直しが実現されるほか、若者にとって暮らしやすい道が開かれる。人民党は基本的人権を配慮した条項を設けており、フン党もそれを支持している」と述べた。