「ホブド・ナル」太陽光発電所 稼働開始

経済
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2022-06-06 10:38:34

523日、ホブド県ミャンガド郡で総出力10MWの「ホブド・ナル」太陽光発電所が稼働開始した。同発電所の年間発電量は17002200kWhで、モンゴル西部地域の送電網に新電力が追加される。

 稼働開始式にナンサル・タビンベフ・エネルギー相、サンダグ・ビャムバツォクト国会議員、シレネンバンディ・アディシャー国会議員及びその他の関係者らが出席した。2016年に世界銀行からのソフトローンと助成金の支給及び日本企業である京セラコミュニケーションシステム株式会社の技術協働により開始された同プロジェクトは、ホブド県の温室効果ガスの排出量を8万㌧削減する。また、西部地域の総電力消費量の約10%を供給することで、ロシアからのエネルギー輸入費を年間平均34億トゥグルグ減らせると推定されている。

 同太陽光発電所は1ヶ月間のパイロット運転で240kWh電力を発電した。Durgun水力発電所に加えて、同県の2番目の自然エネルギー源となる。関係者らは「モンゴルはエネルギー輸入国から輸出国となるための一歩である。近い将来、西部地域は、自然エネルギー地域になる」と強調した。

同発電所が建設された地域はこれまでの約100年間、ミャンガド郡のゴミ廃棄場として使用されていたが、電力を生成する地域となった。