オユトルゴイ社が発表、第4四半期の業績も堅調

鉱業
bolormaa@montsame.gov.mn
2022-02-08 15:22:04

オユトルゴイ社が1月21日、第4四半期 の業績を発表し、第4半期の銅精鉱の生 産量が3万8894㌧で、累計生産量は16万 3010㌧に上ったとした。一方、当期の金 の生産量は7万8582㌉で、累計生産量は 46万8090㌉となった。

また、坑内掘り開発は深さ3.4㎞、傾斜 690㍍進行したという。鉱石1㌧当たりの 処理に使用される水の量は約0.4㎡とな り、国際比較上水の使用量を3分の1に留 めた。再生水の使用率は88.29%となり、 当初の目標である80%を大幅に超えた。 同社は昨年度、6億600万米㌦を国内調達 事業に使途。一方、ウムヌゴビ県を拠点 とする地方企業から約2億1600万米㌦相当 の物・サービスを調達したという。請負者は864社、そのうちの540社はモンゴル 系企業である。また、21年度の納税額は 6億8100万米㌦。モンゴル人の雇用率は 96%以上。銅の露天掘り生産量は前年比 で9%増加。21年上半期の地盤工学的課題 や新型コロナウイルスの感染拡大に伴う 人力不足などを、業務効率化と生産性向 上などで補い、事業継続を図った。オユ トルゴイ社のアルマンド・トーレス最高 経営責任者は「弊社は21年、安全確保と 自然環境の保全、高生産力を念頭に最高 のパフォーマンスができた。坑内掘り開 発も順調に進展したほか、コロナ危機や 市場変動への迅速な対応、各請負者との 協力などで業績が堅調であった」とコメントした。