タブソリュション社:テクノロジーのモンゴルブランドを立ち上げたい

特集
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2021-10-11 09:19:15

 技術開発で世界をリードする日本国では、1万人余りのモンゴル人が暮らしている。同国に住んでいるモンゴル人に就職や労働の機会を幅広い範囲で提供することを目指している「タブソリューション」社は、自ら開発した技術を日本市場に導入している。

社名:タブソリューション株式会社

住所:東京、新宿区

目的:技術、プログラム開発

創立者:A.ダルハン、E.トゥブシンバト、B.ツォルモン

創立年:2017

ソーシャルリンク: Tab Solution Co., Ltd(FB)、tabsolution.jp (Web)

 発案:

 タブソリューション社は日本で 生活している外国人に直面する雇用問題に効率的な解決策を提供するテクノロジー企業だ。来 日する外国人にとってはビザ要件に違反せず、自分のスケジュールに合わせたアルバイトを見つけるのがチャレンジだ。外国人求職者のわずか30%のみが自分に合ったアルバイト等を見つけているにすぎない。この問題へのソリューションを探り、在日外国人の健全な労働を促進する目的のタブソリューション社は2017年に創立され、2018年から事業を開始している。

 特徴:

 物事に対する細心の注意と勤 勉さで他国と異なる日本国で、モンゴルの若者たちが民間企業を創立し、運営するため、まず は、信頼できる質の高いチームを結成することが重要だったという。創立者のほとんどが日本で10年以上活躍し、日本社会とその文化などがわかる若者たちだ。そのため、コロナ感染が懸念される困難な状況にも関わらず、同社は2年間開発した労務管理アプリを市場に導入できた。これは採用や申請の手続きを短期間に分析し、求職者の就労可能時間などを判定できる簡単なシステムだ。日本滞在者向けのビザの種類は70種以上で、それぞれ特性と要件を持つ。ビザの制限によって不法就労をする人々も多い。このように不法就労者を雇用した場合、日本政府は雇用主に高い罰金を科すため、顧問弁護士の需要が高い。しかし、雇用面接ごとに、求職者の手続きを弁護士に送るなどのプロセスは複雑だ。同社はこのプロセスを自動化し、申請者の手続きを分析し、ビザの種類を特定するシステムを開発した。現在、このアプリは、日本のファミリーマートをはじめアルバイト求人の企業らが導入してい る。効率的で高速なソリューシ ョンを開発することが同社の特徴であり長所だ。

 チーム:

 日本とモンゴルに事務所があ る。従業員のほとんどはモンゴルにいる。テクノロジー企業なので、ネパールなどの国々からオンラインで仕事している従業員もいる。消費者やパートナー と面談したり、アイデアを見つけたりする仕事は日本で、あるソリューションを作成し、開発する仕事はモンゴル事務所で行われる。

 現在:

 コロナ禍の影響により、現時点では雇用主向けシステムの継続開発に注力しており、コロナの状況が収束し、労働市場の需要が通常に戻れば、主力事業の1つである人材紹介システムに集中するという。一方、同社の主力事業の他、パートナー企業から外国人雇用者の計画、より効率的に働くための様々なシステム開発の提案を行っている。これらの提案は日本の人口減少による労働力不足問題に対して外国人を雇用する関心が高まる傾向の中、外国人求職者と雇用主を結ぶシステムの最も必要なことが示されている。

 未来:

 日本は実に大市場で多くの技術的メリットがある。こんな市場で会社の立場を固め、テクノロジーのモンゴルブランドを立ち上げ、宣伝したいとしている。未だに日本人はモンゴルといえば草原や相撲しか想像しない。これを変えるために精 一杯努力している。また、日本から学ぶ一部の良きマナーを母国で普及させる。例えば、アルバイトのマナーだ。その意味、「ONE DAY  JOB」プロジェクトを提案し、成功裡に実施している。このプロジェクトを通じて、労働市場を活発化させ、労働したいとする人口を少なくとも増加させようとしている。

 リスク:

 新人と連携する時、よく考え、多くの段階を経て慎重に最終決定を下すのが日本文化の特徴である。パートナーと結ぶ最初の契約で市場に知られ、パートナーの信用を得るなど数多くのものに力と時間を費やし、成功すれば、今後は忠実に協力していくメリットがある。こんな文化を持つ市場でゼロから始めた同社にとっては、相手やパートナーを見つけるのはビッグチャレンジとなる他、大量の力と時間をかけて獲得した信用を失わせず、すべてを時間通りに確実に行うことが重要だ考えているという。


情報源:Unread.mn