モンゴル初の一人向け事務室サービス開始
社会
首都ウランバートルに「ソロスペース」という一人向け事務室賃貸サービスが9月10日にスタートした。一人で効率良く事務ができる個人向けのサービスである。このセンターはモンゴル国立教育大学の向かい側にあるUBHセンター14階に位置し、部屋数は10。ソロスペースのアイディア創出者のE.ボヤンバダラフさんは「首都ウランバートルには一人で集中し、仕事ができる事務室はなかった。賃貸用の事務所は多くあるが、高額であり、安価であれば人が多すぎるなどの苦労がある。そこでこのような場所を開設するアイディアが誕生した」と語った。
静かな雰囲気
全室にテーブル、いす、コンセント、ごみ箱、インターネット等が設置。全室が満員でも、一人一人が自分の事務に集中し静かな雰囲気に囲まれる。各室は狭いが、換気システムは完備されている。
安価
ウランバートルでの賃貸用事務室と比べると「ソロスペース」は安価である。1時間は2000トゥグルグ、一日1万トゥグルグ、一ヶ月20万トゥグルグで、時間は朝8時から20時までである。
間もなくキッチンスペース設置
創設者のボヤンバダラフさんは「これはスタートしたばかりであるが、9割の設備が完了している。まもなく、顧客向けのミニキッチンスペースや印刷コーナーの設置を考えている」という。
住民から多くの声が寄せられている
一人向け事務室賃貸サービスをスタートしてから「24時間営業できるの」、「徹夜したい」という住民の声が多く届いているため、今後24時間営業できる場所も検討中だという。もし、開設すればゲル集落か郊外に事務室が必要とされる方々に届けたい、とスタッフ一同が意欲を語った。