ゲレゲは現代の外交旅券の始まり

政治
b.mungunchimeg@montsame.gov.mn
2024-10-02 10:30:19

(ニューヨーク市、2024年10月2日、国営モンツァメ通信社)9月30日~10月1日、米国・ニューヨーク市で開催された第79回国連総会一般討論でオフナー・フレルスフ大統領が演説を行った。

フレルスフ大統領は、演説の中で現在の世界における外交関係の歴史において、モンゴルが果たしてきた貢献を強調した。

フレルスフ大統領は「歴史的な『ゲレゲ』は、モンゴルが世界の共同体に提供した貴重な遺産であり、今日でも国連本部で歴史的な価値ある遺物として保存されている。

数世紀前から、大モンゴル国は、隣接する国々や遠くの国、同盟国や対立国との関係において、使者の派遣、受領、条約と協定の締結、友好関係構築、協議などの外交的手段を駆使して問題を平和的に解決することを目指していた。このアプローチは、現在もモンゴル外交政策の基本原則である。同歴史的証拠は、使者の信任状であり、現代の外交旅券の始まりとなった『ゲレゲ』であった。

モンゴルの先祖たちは、13世紀から国際関係において『ゲレゲ』を初めて使用してきた。モンゴルの先祖たちが重んじてきた協力と調和の精神は、現在の平和と安定を守るための共同努力の基盤となる先進的な理念を含んでいたことを示している」と強調した。

「ゴールデン・ゲレグ」の歴史:

「国家の匠」として知られたD.エンフダワー氏は、「チンギス・ハーンのゴールデン・ゲレゲ」の型を鋼鉄で彫り、銀と銅で装飾し、金で仕上げ、製作した。それ以来、ゴールデン・ゲレゲは国連本部、モンゴル国外務省、在外モンゴル大使館、領事館で掲示されている。