行政公式文書はキリル文字とモンゴル縦文字の両方で作成
教育
(ウランバートル市、2025年01月03日、国営モンツァメ通信社)モンゴル語に関する法律に基づき、2025年01月02日から行政公式文書はキリル文字とモンゴル文字の両方で作成されることになった。
モンゴル文字は人類の文字文化の発展において、モンゴル人が貢献した貴重な遺産である。母国語を学び、研究し、保護し、後世に伝承するのが我々モンゴル人の使命である。
モンゴル語に関する法律には以下の通り記載されている。
第7条第2項 同法令第11条第1.2項に記載されたモンゴル文字プログラムを段階的に実施し、適切な準備が出来た上で行政および自治体は公式文書をキリル文字とモンゴル文字の両方で作成する。
第24条2項 同法令の第7条2項を2025年1月1日から施行する、と記載されている。
法令を施行するために教育機関が主導的な役割を果たすことになる。モンゴル文字の識字率調査が2021年に初回実施され、15万人の国家公務員が参加し、その結果がまとめられた。
調査結果によると、公式文書はキリル文字とモンゴル文字の両方で作成する準備が出来たかどうかを伺った質問に対し調査に参加した国家公務員の53.6%が「はい」と回答し、残りの46.4%が「いいえ」と回答した。
全国の平均回答率と他の各県の回答率に比べるとゴビアルタイ県の国家公務員の74.7%が「はい」と回答し、これが最高の回答率となった。
また、20万人の国家公務員が参加した調査結果によると6万9400人の国家公務員または53.6%が小学校1年生からモンゴル文字を学習したという。