学校の保健・安全保障に関し日本の経験を調査
社会(ウランバートル市、2024年10月01日、国営モンツァメ通信社)モンゴル教育大学の生物学部は、モンゴル国立医科大学と共同で、教師および保健教育の方法論者を育成する新しいプログラムを2024~2025年度から実施している。同プログラムは、モンゴル大統領が発案した『健康なモンゴル人』全国運動およびその『保健教育』サブプログラム、さらに教育・科学大臣の2024年A/147号命令の枠内で実施されるものである。
同専門家は、保健教育を行うだけに限らず、学校の保健対策を実施し、生徒や教職員の健康に悪影響を与える環境や食糧、慣行を排除し、健康的でアクティブな生活を支持・指導する役割を果たす。また、学校の保健チームのリーダーを務める。
プログラムの枠内で、保健省、教育科学省、モンゴル教育大学、モンゴル国立医科大学、人文大学、文化芸術大学、国立社会保健センター、保健開発センターの教員や専門家が、日本の幼稚園と学校の保健チームの活動を視察し、経験を学んだ。また、メディアを通じて国民の保健知識を向上させる目的で、日本の保健ジャーナリズム教育も視察した。
モンゴルでは、9歳以下の人口が最も多く、約21%を占め、10~19歳の人口は約15%である。予防措置が適時に実施されないため、非感染性疾患が思春期や若年層から発症することがある。他の国と比較すると、虫歯、扁桃腺炎、視覚障害、肥満など、予防・治療が可能な疾患がモンゴルの子どもたちの間で少なくない。