Ulaanbaatar
牧畜民がヤクウール製品をヨーロッパへ輸出
経済
JICA国際協力機構がモンゴル商工会議所（MNCCI）と協力し農業分野の活動を支援するための資金2万米ドルの試行プロジェクトを実施したことを、1月19日、モンゴル商工会議所が報じた。
「モンゴル国農牧産品のフードバリュー・チェーンマスタープランフロジェクト」（MONMAP）の一環で、フブスグル県ジンスト・ムルン社のヤクウール製品の加工を改善するプロジェクトが実施され、成功裏に終えた。プロジェクトの結果、地方での輸出製品の生産能力が高まり、牧畜民世帯において廃棄となっていたヤクウールを経済循環に回すことで1年間3000～4000個の製品を加工し、一部の製品をヨーロッパへ輸出している。プロジェクトの一環で、ニット製品の生産設備を改良し、スペイン製の全自動洗濯機、乾燥機とスチームアイロンを使い始めた結果、洗濯や乾燥する過程で職員の有無に関係なく工程可能になり、アイロンがけ時間も節約され、生産性が向上された。
製品の加工過程に国際基準を満たした機械を利用した結果、製品質や基準が向上され、競争力が成長すると見込み。牧畜協同組合が材料を提供している。現在、約3000世帯の牧畜民が協力し合っている。
