Ulaanbaatar
カシミヤ洗毛2690㌧、海外へ出荷
経済
税関庁が発表したところによると、モンゴルは今年度、約2690㌧のカシミヤ洗毛を海外へ輸出しており、輸出高が過去3年で最大量となる。6月10日、ブルームバーグ・モンゴリアが報じた。
中国は2020年～21年の間、新型コロナの影響により輸出入を厳しく制限したため、モンゴル産カシミヤの輸出が停滞する危険に直面した。モンゴル商工会議所（MNCCI）の報告書によると、「国産カシミヤ相場は20年に46％下落。また、モンゴルは38.2％減の2億1950万米㌦のカシミヤを輸出。コロナで消費者の衝動に変化が生じ、高級品の購買意欲が低下した。これに関連してカシミヤ製品も大打撃を受けた」との見解だ。また、ブルームバーグは、世界カシミヤ製品市場も46％縮小されたとした。
一方、商工会議所はカシミヤ輸出枠で、カシミヤ製品の輸出は依然として低く、最大10％程度を占めているとした。
