Ulaanbaatar
最新技術の金属粉製造工場がオープン
社会
英国とドイツの最新技術が 導入された陰極と廃銅を再 処理し、金属粉を製造する 工場が4月11日にオープンし た。Steppe metal powder社の モンゴル人技術者は英国とド イツの専門家と協力し2年かけ て建設し終え、今年1月から試 験製造を始めた。同工場の開 設により、付加価値のある輸 出製品を生産する機会が設け られた。
間3000㌧の金属粉製造能 力の同工場は原料を99％利用 し、排水の90％まで再加工する自然環境に優しい技術を採用している。モンゴルには月 200㌧の銅が排出されており、 原料は十分にあるという。
ギア、電気ブラシ、ベアリン グ、真空スイッチなどの小型 の自動車部品、3D印刷、アク セサリー、コンピューター、 携帯電話などで重要な役割 を果たしている。金属粉は ドイツ、中国、日本、英国 など20ヵ国で製造されてい る。なお、モンゴルで初め て世界基準に合致した最新 技術の金属粉を生産できる ようになった。
工場の開所式にサインボヤ ン・アマルサイハン副首相、 ポンツァグ・オチルバト元 大統領、ゲレン・ヨンドン鉱業・重工業大臣、他の関係者 らが参加した。
アマルサイハン副首相は 開所式の挨拶で「国内の 工業化に貴重な貢献をした Steppe metal powder社に成 功を祈願する。世界的に社 会経済情勢が厳しい現在、 政府はモンゴルの産業分野 において新復興戦略の目標 を掲げている。産業開発を 新段階に引き上げようと している今、技術の進歩と モンゴル人技術者の技能を発揮した工場が稼働し始め た。国内の金属加工のレベ ルを一歩引き上げ、付加価値のある輸出製品を生み出 し、産業政策の後押しとなった。金属粉は第4次産業革命の重要な機材であり、 モンゴルでその生産の基礎 が築かれたことを嬉しく思 う」喜びを語った。
同工場は銅粉だけでなく、鉄 鋼、銀、鉄、ニッケル、クロム等 あらゆる金属粉の生産が可能であ る。現在、製品輸出に向けて中国 と交渉しており、日本、英国、韓国にサンプルを紹介している。
