オグロジカとガゼルの移動に関する研究開始

社会
bolormaa@montsame.gov.mn
2021-12-05 19:44:32

モンゴル哺乳類学会はゴビアルタイ県のザルマンゴビとウランシャル谷でオグロジカとガゼルの移動に関する研究を開始した。国連開発計画(UNDP)と自然環境観光省、食糧・農牧業・軽工業省が実施する「モンゴル自然環境の耐性と安定性の確保-ENSURE」のプロジェクトの一環として、同研究をモンゴル国立大学生物 学部、世界野生生物保護協会(WCS)、国立中央獣医衛生研究所、モンゴル 科学アカデミー生物学研究所の哺乳 類学者らと協力し2025年まで行う予 定である。

プロジェクトの対象地域であるザルマンゴビとウランシャル谷でオグロジカとガゼルの首に移動通知センサーを着用し、移動の特徴を調査し、生息分布及び繁殖地の状況、生息環境と牧草地との関連性などを研究する。またオグロジカとガゼルの保護活動に地域住民の参加を促進する予定である。研究チームは、バヤンホンゴル県のバーツァガーン郡役所、ゴビアルタイ県自然環境観光局や、両県の住民を対象に移動通知首 輪の安全な設置方法及び通知センサーに関する説明会を開催した。