「トソン・ホルスタイ国立公園」に世界生物圏保護区追加の証明書を授与
社会昨年10月27日、28日にオン ラインで開催された国連教育科学文化機関(UNESCO)の人間と生物圏計画の第32回国際調整管理会でモンゴルのトソン・ホルスタイ国立公園が、世界生物圏保護区ネットワー ク (WNBR) に追加されたことを受け、UNESCOモンゴル事務所は6月4日に外務省で証明書の交付式典を催した。交付式典にはB.ムンフジン外務副大臣、自然環境・観光省グリーン開発政策局のL.エ ルデネボルガン局長、UNESCO北京事務所のシャハバズ・ハン所長をはじめ、関連機関の代表らが出席した。
1998年の国会の決定により、トソン・ホルスタイの山々、なだらかな丘、草原とステップ生態系の保護及びガゼル頭数増加を目的に、モンゴル北東部の森林ステップ帯と草原地帯の間に位置するトソン・ホルスタイを国立公園に指定した。この国立公園はモ ンゴルの希少動物であるガゼルの主な生息地である。また、湖などが多く、水鳥が夏を過ごし、産卵する最適な場所である。UNESCO生物圏保護区ネットワークの登録により、ある地域保護問題は国際から注目を集め、自然保護への幅広い活動を実施する機会が与えられる。生物圏保護区は生物多様性の保全、持続可能な開発、学術研究支援を目的に、UNESCOの人間と生物圏計画(自然及び天然資源の持続可能な利用と保護に関する科学的研究を行う政府間共同事業)の一環として1976年に開始された。1990年~2007年の間にモンゴルから合計6 件のサイトがWNBRに追加され、13年後にこの国立公園が加わった。