パイプラインF/S調査向け特殊法人が登記

経済
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2021-01-28 11:40:09

 ロシア国有企業ガスプロム社が1月22日、公式ホームページを通じて、天然ガスパイプラインの事業化可能性調査(F/S)に特化したガスオプロヴォド・ソユーズ・ヴォストク社のモンゴル法人登記を申請したことを明らかにした。ガスプロム社のアレクセイ・ミレル最高経営責任者は、ガスオプロヴォド・ソユーズ・ヴォストク社について「モンゴルを経由する天然ガスパイプライン事業に特化した。当該パイプライン輸送量は、先行のパワー・オブ・シベリア1に比べて1.3倍となる」とコメントした。

 ガスプロム社がロシア産天然ガスのモンゴルを経由して中国向け輸送に係るガスパイプライン敷設に向けて事業化可能性調査を今年上半期に執行することを計画しており、本事業は本格化される模様だ。ちなみに、政府とガスプロム社は2019年末、モンゴル横断の天然ガスパイプライン敷設に関する覚書を結び、その後2020年8月に事業化可能性調査の実施に合意した。同ガスパイプラインが稼働すれば、年間500立法㍍が輸送される見込みだ。