トゥブシンバヤル委員長:モンゴルは2022年 冬季オリンピックで金メダル獲得を目指す

スポーツ
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2020-11-09 16:02:19

 モンゴルのスポーツ功労選手のナイダン・トゥブシンバヤル柔道家は、今年8月にモンゴル国オリンピック委員会(MNOC)の委員長に任命された。同氏は2008年北京オリンピックの金メダリスト。2012年ロンドンオリンピック銀メダリスト。スポーツとオリンピックを愛する全てのモンゴル人は、オリンピックメダリストがMNOC委員長に初めて任命されたことを温かく歓迎している。MNOC新委員長のトゥブシンバヤル氏にインタビューした。

 ――モンゴル国民は新たなMNOC委員会に多くを期待しています。たとえば、モンゴル国大統領は皆様との会談の際、委員会を改革し、MNOCの対外関係の促進、外国人コーチや専門家をモンゴルへ招き、経験を学ぶように促しました。これについてどう思いますか?

 私はM N O C 委員長に任命されてから1ヶ月が経ちましたが、いくつかの事業を視察して回りました。モンゴルのスポーツ界には多くの機会があるが、それぞれの問題も抱えています。成功を達成できるような一部種目が停滞の状況にあります。また、世界に急成長している新な種目も誕生しています。技術発展に伴いインターネットや携帯電話に依存しがちの子どもや若者の体力向上を目的とした公共向けのスポーツが世界中で発展しています。たとえば、3x3バスケットボールがオリンピックプログラムに追加されました。スポーツの世界は、このように新トレンドと共に急速に発展しています。現在のモンゴルではスポーツ科学を推進させなければなりません。

 私は各スポーツ協会と協力し、人材のスキルアップ、対外関係の促進を重視します。モンゴルは2008年北京オリンピックで初の金メダルを獲得しました。なお、2022年にも隣国で開催される北京冬季オリンピックで初の金メダルを獲得する夢を目指しています。冬季スポーツの開発には特別に注力します。各スポーツ協会が直面している問題を把握し、アジアオリンピック評議会、オリンピック・ソリダリティなど支援事業計画を実施する国際機関団体と協力します。まず、「ステッパアリーナ」冬季スポーツパレスが開設しようとしている現在、氷上競技に必要な機械設備を国際支援により供給し、プロのコーチを招待するなどの事業を優先的に進めます。

 ――任命からそれほど長くはありませんが、ボクシング、フリースタイルレスリング、バスケットボール、卓球の代表チームのトレーニングをすでに視察されました。また、1か月前に設立された体育・スポーツ国家委員会の幹部と意見交換も行いましたね。これら活動の後のご感想は?

 体育・スポーツ国家委員会は、非政府組織を通して一部の政府機能を実行させる規定があります。それを本格化するためにまもなく委員会と協力覚書を締結する予定です。委員会管轄の代表チームを増やすのが重要な課題です。また、プロのコーチも不足しています。外国との協力関係を拡大し、コーチのスキルアップが大切です。

 ――MNOCは、身体文化および冬季・チームスポーツの発展に特に重視するとのことです。その目標は何ですか?

 身体文化とスポーツの発展には二つの側面があります。下から上に上る形式のピラミッドになるべきです。ピラミッドの底は子どもと若者です。オリンピックや国際大会での新たなチャンピオンの誕生は、子どもたちに特別な印象を与え、彼らにスポーツに興味を持たせることができます。 スポーツホールは、子どもたちがスポーツに興味を持ち、公共の身体文化を育む重要な場所となります。これらの解決策は、国際ゲームを自国でホストすることです。これにより、私たちは国を世界に紹介し、新たなスポーツ施設やセンターを設けるだけでなく、子どもや若者にスポーツを宣伝することにもつなげていきます。

 ――世界的有名な柔道家として、MNOCの対外関係促進に役立つと思いますが・・・

 今年20種目のスポーツで開催予定の国際ユースグリーンゲームは2021年に延期されました。また、2023年の東アジアユースゲームの開催地にも選ばれました。これにより、国際標準のスポーツ施設で全国スポーツフェスティバルを開催する機会が得られます。この期間中、モンゴル人は14~21日にわたってスポーツの雰囲気に呑まれ、技術やスピードを競い合うでしょう。

 ――ありがとうございました。