日本留学・就職フェア、求職者は受け皿拡大望む

社会
dashtseren@montsame.gov.mn
2019-04-29 11:36:26

 19日、20日、恒例の留学・就職フェアがブルースカイホテルで開催された。初日は終日の砂埃による悪天候にもかかわらず、例年並みの人出で、 留学フェアの出展は、20の大学・専門学校、高校など。説明はJUGMO会が担当した。来場者数は2日間で1403名。今年の特徴は、医学部や理科系希望者が多数で、日本語学習の希望者も増えた。一方、新モンゴル学園をはじめ、参加校による事前の学校訪問・視察が実施された。会場では留学希望者と並んで父兄の姿も見られ、熱心に説明を受けており、日本留学への強い思いが表れていた。日本側の受け入れ体制の前向きな対応が望まれている。


 就職フェアでは参加企業が、日系企業で2社(ハーン銀行、エブリデーファーム)、日本企業で4社(東横イン、トラバース、藤捲建設、サンタキザワ)、説明にはウランバートル市役所労働局が当たった。2日間の来場者は1514名。作年春に比べ360人 も増えた。東横インは8月のオープンに備えて、また、他の企業は建設、測量などの分野で、日本での人材不足を背景に優秀な人材を求めていた。会場ではモンゴルでの就職難を反映して、帰国留学生のほかに一般の人たちの姿も多数みられた。受け皿となる日本企業が「もっと増えてほしい」という切実な声が聞かれた。