モンゴルで新種の恐竜を発見
科学2 月6 日、韓国の科学雑誌「PLoS One」が、8000~7000万年前(白亜紀)の惑星に生息した、モンゴルでの新たな恐竜種の発見に関する記事を発表した。考古学者らは新種を「Gobiraptor minutus(ゴビ小型捕食者)」と呼んだこの恐竜はウムヌゴビ県グルバンテス郡に位置するネメグト山のふもとで2008年に発見された。
「この新種が10年間後に公開されているのは、総合的な研究が行われているからだ。最も重要なことは、それに関する正確な科学的データの出現以来、いかなる化石も新しい恐竜種と宣言されている」とモンゴル科学アカデミーの古生物学・地質学研究所のKh.ツォグトバータル所長が述べた。ゴビ小型捕食者のこの化石は、モンゴルの古生物学・地質学研究所、中国地質科学院地質研究所、ケープタウン大学(南アフリカ)、ソウル国立大学(韓国)の科学者の共同チームによって研究されたものであることが確認された。この恐竜は多くの種類のオビプトロサウルスの1つだ。
ソウル国立大学のヨン・ナムリ古生物学者は、「Gobiraptor minutusは、異常な肥厚した顎を有する点で他のオビラプトサウルスと区別することができる。この独特の形態は、Gobiraptor minutusが圧倒的な摂餌戦略を取ったことを示唆しており、卵、種子、または硬殻の軟体動物などの硬い食品をオビラプトロサウルスが摂っているという以前の仮説を支持している」と強調した。
現在400~500の恐竜種が科学の世界で知られている。そのうちモンゴルでは80種以上が発見され、その数は年々増えている。