「死亡原因及びその防止措置、当局間の連携改善」 シンポジウムが開催

社会
naranchimeg199@gmail.com
2018-12-24 10:13:31

 ハルトマー・バトトルガ大統領の後援により、国家安全保障会議と警察庁は18日、政府庁舎で「死亡原因及びその防止措置、当局間の連携改善」をテーマのシンポジウムを共催した。シンポジウムには、バトトルガ大統領、ツェンド・ニャムドルジ法務・内務省、ゴンボジャブ・ザンダンシャタル内閣官房長官、A.ガンスフ国家安全保障会議事務長官、政府機関の関係者らが出席し、国家保安について論議した。バトトルガ大統領は開会挨拶で、「国家安全保障とは、国益を優先し、その確保に向けて内外の好条件を整えることを意味する。法の定めによると、国家安全保障を維持させる役割を11の当局が担う」と述べた。続けて、大統領はこれまでに3度、保安当局長官らとの対談したことに触れ、「当局間の統一行動計画を促した」と述べた。さらに、「同シンポジウム開催は、統一行動計画の成功のひとつである」と強調した。

 また、大統領は「報告書によれば、モンゴルでは1日約40人~45人、年間1万5000人~1万7000人が職場やその他事故、アルコール中毒、化学中毒、自殺、殺害、暴力、病気など自然死ではない形で亡くなっている」と語った上で、「非常に残念だ。これほどの命を失っていることは、国が国民へ安全かつ安心の暮らしを提供する義務を怠っていることに直結する」と述べた。

 「このような不意の死の数を減らすために具体的な解決策を導き出し、それらを効果的に実施する方法について、重い議論をすることを望む」と大統領は本会議への期待を表した。結びに、「この国には、モンゴル人より大切な宝はない」と強調した。