モンゴルのゲル・木材製品が世界的に高評価

社会
arvis@montsame.mn
2016-07-26 10:09:20

6月25~26日、ドイツ・フランクフルトにおいて最も優れた国際的な起業家を表彰する「第29回InternationalArch of Europe Award」が開催された。授賞式には、世界40ヵ国から約70の起業家が参加した。モンゴルを代表しWoodman社が出席し「InternationalArch of Europe inthe Gold Category」賞、すなわち国際品質ゴルド・カップを獲得した。

 モンゴルの企業が権威のある国際的な賞を受賞したのは、モンゴルの木材生産者らの能力、才能が世界レベルに達したことを表した。また、品質基準で世界的なリーダーであるEUの閾値を超えたのは、モンゴルの製品がすでに国際市場に出られるようになったことの証拠である。モンゴルにとっては、廃木材を利用した家具の製造で国内消費を満たし、さらに世界市場において競争することが可能となる。昨年度の目録では、森林における廃木材は2億4000万㎥と推定され、この量で60~70年間分の需要を満たすことが可能だと推測された。一方、年間でおおよそ1万戸の住宅、建物などが竣工しており、これに伴ってドア、窓、家具の消費も増え、同分野における起業家等の能力も向上している。企業らは2007年から木質パネル生産の技術を導入しており、現時点で、年間で1万2000㎥〜のパネル生産稼動力を誇る企業と、同じく50万㎥の稼働力を持つ10社が国内で新設され、内10の企業は5500㎥のパネルを中国から輸入している。工業省は、もし国内市場を抑えれば、国内生産者が自国の消費を満たすことが可能となるだけでなく、約100億トゥグルグのパネルの輸出が可能と報告していたこともある。

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