世界規模のオユトルゴイ鉱床の坑内掘開発スタート

政治
odtsetseg@montsame.mn
2016-05-13 13:47:43

 モンゴル南部県ウムヌゴビに世界規模のオユトルゴイ鉱床がある。同鉱床を所有するオユトルゴイ社は露天掘りを2010年に始め、モンゴルへの納税、手数料、給与、調達品、サービス業の料金として既に55億米㌦を支払った。ここ2年、同鉱床から200万㌧の銅精鉱を輸出した。オユトルゴイ鉱床の第2フェーズである坑内掘開発は長く待たされてきた。これまでは、坑内掘り開発が始まることでモンゴル経済を活発化させると予測されてきた。5 日、モンゴル政府、リオ・ティント社、ダーコイズ・ヒル社は、オユトルゴイ金・銅鉱床の第2フェーズである坑内掘開発のスタートに必要な53億米㌦が承認された。

 地下開発の結果、22億米㌦を近々、モンゴルへ納税、手数料、料金として支払う計画を立てている。2020年から採掘を計画している坑内掘の鉄鉱石の成分は現在の採掘中の露天掘りの銅成分より3倍も高く、平均1.66%である。現在、オユトルゴイ社は17万5000~20万㌧の銅精鉱を生産している。2027年から、坑内掘りは完全に稼動し、年間生産量50万㌧の銅精鉱となる。さらに、銅産出では世界で上位5つに入る鉱床の一つとなる。

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