Ulaanbaatar
ダルハン製鉄工場、上半期純利益367億トゥグルグ
社会
（ダルハン市、2025年8月7日、国営モンツァメ通信社）G.ダムディンニャム国会議員兼工業・鉱物資源大臣は、関係機関の代表者らとともに「ダルハン製鉄工場」社を視察した。
同工場は、政府が推進する14のメガプロジェクトの一環として、鉄鋼加工工場の建設拠点に位置づけられている。今回の視察で、プロジェクトの進捗状況や課題、2025年上半期における稼働実績などについて協議が行われた。
同工場は、当初218億トゥグルグの純利益を見込んでいたが、実績では367億トゥグルグと、大きく上回る結果を記録した。
今後は、トゥメルティ鉱床の確認済み埋蔵量を活用し、国際基準に適合した製品を生産する鉄鋼工場の建設を計画している。稼働は2段階で行われ、第1段階の稼働開始は2028年を予定である。
年産100万㌧規模の工場が稼働すれば、1000〜2000人の雇用が創出され、地方財政への収入は10倍に拡大する。国家予算には年間11万7300米㌦が納付される見込みで、国内の鉄鋼製品価格も最大30％下落する可能性がある。これにより、経済全体への波及効果が期待されている。
また、同工場は国家および地方に対し、税金や手数料などとして379億トゥグルグを納付する計画であったが、実際には517億トゥグルグを納付し、ビジネス計画で掲げられた主要指標を上回る成果を達成した。
