モンゴル国民は世代を超えて追憶

政治
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2025-01-20 15:36:18

哀悼文


ポンサルマー・オチルバト (1942-2025)


(ウランバートル市、2025年1月20日、国営モンツァメ通信社)モンゴルの初代大統領であり、モンゴル人民共和国人民大会議の最高常任委員会長で、政治・社会功労者、モンゴル新憲法策定指導委員会委員長で、モンゴルの外交関係を拡大し、国際地位を強化したポンサルマー・オチルバト氏は2025年1月17日に病気のため83歳で逝去され、モンゴル国と国民にとって大きな損失となった。


オチルバト初代大統領は、1942年1月23日、ザブハン県トゥデブテイ郡ボンハント冬営地で、遊牧民のポンサルマー氏の息子として誕生した。1951年〜1960年にかけてウランバートル市第8番学校および第14番学校に在学し、1960年〜1965年にかけて旧ソ連のレニングラード市鉱業大学で鉱山開発技師を専攻した。


同氏は1975年に技術科学準博士号を取得し、1999年に経済学博士号を取得した。


オチルバト氏は、1966年に工業省の職員として人生をスタートさせ、1967年〜1972年にかけてシャリーンゴル鉱山の主任技師、1972年〜1976年にかけて燃料・エネルギー・地質省次官、1976年〜1985年にかけて燃料・エネルギー省大臣を務めた。その後、1985年〜1987年にかけて対外経済関係国家委員会の委員長、1987年〜1990年にかけて対外経済関係・供給省大臣を務め、1990年3月21日〜9月にかけてモンゴル人民共和国人民大会議幹部議長を務め、1990年9月3日〜1992年2月にかけてモンゴル人民共和国大統領を務めた。1992年2月12日からモンゴル国大統領を歴任した。また、1993年のモンゴル大統領選挙で国民の信頼を受けて再選され、1997年6月までモンゴル国大統領を務めた。


オチルバト氏は、1999年〜2001年にかけてモンゴル技術大学の理事会議長を務め、2000年からモンゴル科学技術大学のエコロジー・持続可能な開発学科で主任教授として働いた。また、2004年〜2016年にかけてモンゴル国憲法裁判所の委員を務め、2010年以降は地質鉱業学部の顧問・教授を歴任した。


同氏はモンゴル国科学アカデミーの会員であり、アカデミシャンの称号を持つほか、モンゴル国立技術大学、韓国の檀国大学、ロシア・サンクトペテルブルク市鉱業大学の名誉博士、米国ウェズリアン大学の名誉法学者、カザフスタンのL.N.グミリョフ・ユーラシア国立大学の名誉教授、国際環境安全保障アカデミーの正式会員である。


オチルバト氏は、モンゴル鉱業の現状を評価し、将来の発展戦略を特定した。その主要著作は、以下の通りである。


  • 「モンゴル国の鉱物資源開発戦略と環境」

  • 「貴重鉱物の総合開発戦略」

  • 「石炭業界の発展戦略と環境」

  • 「鉱物精製技術の基礎、鉱業技術、経済、環境」(全7巻)

  • 「鉱業経済、ビジネス、マネジメント」(全4巻)


上記の著作では、地質や鉱業に関する専門的課題を提起し、解決策を提示している。また、社会政治学に関する研究書や論文も多数執筆し、以下の著作がある。


  • 「モンゴル国憲法、施行、監視、研究」

  • 「モンゴルの民主化発展」

  • 「天の時期」


オチルバト氏は、モンゴル国大統領として7年間在任した。その際、国家元首としての責任ある任務を立派に遂行した。同氏は、モンゴルを政治的かつ普遍的な民主主義と市場経済への移行という歴史的課題のもとで導き、法的で新たな枠組みを整備した。また、ガバナンスの三権分立の活動を改革・改新し、社会的な合意と調和を促進するために計り知れない貢献を果たした。


オチルバト氏の祖国の発展と繁栄への貢献が称えられ、以下の数々の勲章が授与された。


  • 1972年:モンゴル国「アルタン・ガダス(北極星)」勲章

  • 2005年:モンゴル国最高賞「チンギス・ハーン」勲章

  • 2022年:モンゴル国家賞(『鉱業技術、経済、環境』全7巻の共著)


また、以下のような国際勲章や賞も受賞している。


  • 旧ソ連「名誉鉱山技師」称号

  • 旧ソ連「鉱山技師の栄誉」1・2・3等勲章

  • 旧ソ連「エネルギー名誉」記章

  • ハンガリー「労働功績」勲章

  • 韓国「無窮花(ムグンファ)」勲章

  • 米国「自由の灯火」勲章(ボランティア協会より)


モンゴル国初代大統領であり、アカデミシャンであるオチルバト氏の質素かつ謙虚で人間味あふれる親しみやすい性格、調和を重んじ、伝統文化を尊重する姿勢、勤勉で一貫性のある人格、科学的で原則に忠実な創造的活動は、モンゴル国民の心に永遠に刻まれるであろう。


モンゴル国民は、貴殿がモンゴル国の発展のために果たした貢献と業績を世代を超えて敬意をもって追憶する。

U.フレルスフ
D.アマルバヤスガラン
L.オユンエルデネ
G.バヤスガラン
N.オチラル
B.サンジスレン
G.ウヌルバヤル
J.ゴンボジャブ