モンゴル、FATF設定40の勧告を履行したアジア初の国

経済
l.naranzul@montsame.gov.mn
2023-09-28 14:09:19

2023928日、ウランバートル市(モンツァメ)金融活動作業部会(FATF)が設定した40の勧告を、モンゴルは完全に履行したと評価し、発表した。


同結果により、モンゴルはアジア初の国となった。関連し、B.トバータル・モンゴル銀行(BoM)金融情報サービス部長にインタービューした。


――FATFが最後にモンゴルのリスク評価をしたのはいつですか?今後、考慮すべき事は何ですか?

FATF2017年にモンゴルのマネー・ロンダリング、テロとの戦い、不法融資に関連する活動を調査し、2019年には40の勧告のうち15件が未達成のため、戦略的欠陥のある国のグレー・リストに登録した。

それ以来、未達成の6の勧告を履行したことにより、2020年にグレー・リストから除外できた。現在、モンゴルは毎年、FATFのアジア太平洋地域の支部組織に報告書を提出する。最後は7月末にカナダで開催された地域会議に報告書を発表した。その結果、私たちのレポートは国際的に承認され、出版されました。 その結果、FATF40の勧告に対する評価が向上し、完全に履行した国となった。


――モンゴルがFATF評価を向上したことを詳細に言えば?

モンゴルは40の勧告のうち第8番勧告を改善する必要があった。言い換えれば、以前、40勧告の39件を実現していたが、残り未達成の1件はマネー・ロンダリングとテロ資金供与との闘いに関連した非営利団体(NGO)の活動を管理することであった。従い、同活動を改善するために法務大臣が率いる作業部会を設立し、管理を行った。

また、モンゴルは仮想資産サービス・プロバイダー法を承認し、施行し始めた、同規制を導入したアジア初の国となった。 これらの活動により、モンゴルの評価が向上したと公式に発表されたことである。 この結果に伴い、モンゴルの金融分野に前向きな変化が起こり、モンゴルの評判に好影響を与えることが期待される。