オユンエルデネ首相、李克強中国国務院総理と会談

政治
bolormaa@montsame.gov.mn
2022-02-05 22:55:51

 

25日、北京オリンピック開会式へ出席のために中国訪問中のロブサンナムスライ・オユンエルデネ首相は李克強国務院総理と公式会談に臨んだ。

 オユンエルデネ首相から、温かい歓迎に感謝し、厳しいパンデミック状況にもかかわらず、北京大会の開催への成功を祈願するとともに中国政府と国民に感謝する旨述べた。

両首脳は、モンゴルと中国の関係やその他の直面する相互課題について意見交換を行い、解決に向けて協議した。

政府が掲げる「新復興戦略」プラン枠で、国境検問所の通関力向上、新たなエネルギー源の開発、産業・工業化、地方再生、グリーン分野の成長において大規模なプロジェクトへ民間企業及び投資家の参加を促進することに合意した。

双方は鉄道の国境通過点(ガショーン・ソハイト~ガンツモド間、ビチギト~ズーンハタワチ間、シウィーフレン~セへー間)について合意し、モンゴル側は、ガショーンソハイト検問所の建設及び即急な開通に向けて注力する意向を述べた。また、双方は、ロシアと中国間の貿易、中国とEU間の貿易の拡大に向けてアルタンボラグ検問所~ザミーンウデ検問所間の幹線道路全長987㎞の高速道路化プロジェクトでの協力で一致した。一方、中国側は、モンゴルが掲げる「10億本の植樹」キャンペーン及び砂漠対策を称賛するとともに、環境分野での協力を積極的に推進していく意向を強調した。

両首相は、今後の経済状況を踏まえて二国間通貨スワップ協定を2026年まで延長するかを協議した。また、ロシア産天然ガスのモンゴル経由で中国向け輸送パイプライン敷設に係るフィジビリティ・スタディ承認されたため、今後の実施設計づくりなどについて協議もあった。

 

 双方は、両国間の戦略的パートナーシップ関係をさらに発展させ、互恵的な拡大に向けた協力・連携を一層進めていくこと、特に奨学金制度、コロナワクチンの供給、ザミーンウデ国境検問所の正常化の即時解決に向け、引き続き協力していくことで一致した。