日本語作文コンクール 第3位「現代モンゴル:過去100年における歴史的偉業」

教育
bolormaa@montsame.gov.mn
2022-01-20 12:05:30

弊社モンツァメ通信社の日本語版「モンゴル通信」週刊紙は、在モンゴル日本国大使館の後援の下、「モンゴル人民革命100周年、国営モンツ ァメ通信社創立100周年」記念に当たり、モンゴルにおける日本語を学ぶ高校生を対象に「現代モンゴル:過去100 年における歴史的偉業」をテーマの第2回作文コンクールを118日に発表し、1227日に、優勝者への表彰式が催された。

弊紙は入賞者3人の作文をシリーズでお届けする。3位に「Nomt  Naran」学校12年生のガンゾリグ・ツォグオチラル君が入賞した。


以下、ガンゾリグ・ツォグオチラル君の作文となる。 


国の発達、進歩、明るい未来の保証は後世の子ども達や若者の教育によって構成されています。モンゴルの教育面に過去100年間どのような変化、どんな業績、成功があったのか、歴史をひもといてみると:

全国的な識字運動が進行し、市町村に学齢期の子供達に義務教育を施すことを意図した活動が行われました。上記の活動は現代でもたいへん成果があり、前世代と比べものにならない高級な教育を、誰もが手にするために努力するようになりました。こうした人々の努力によって、現在の保育園や中等学校、大学などが設立されたと見られています。子供達に施すことができる教育の量、機会も年々増えています。

モンゴル人民党の指示のもと外国の封建的な侵略政策に反対した1921年の人民革命の後、モンゴル人の多くが読み書きができない暗い時代の犠牲者になっていました。しかし今は世界の教育の標準と並ぶため、前に進んでいます。1942年にモンゴル国立大学は医学部、獣医学部、教育学部という3つの学部で始まりました。1960年にこれらの学部に6900人の生徒が通っていましたが、1985年には24600人にまで増えました。1942年と1985年の数を比較してみると、この43年間に、国民の生活や教育の価値は、大きな変化があったことが見てとれます。

1963年、現在私たちの国で働く人々のわずか8パーセントが高校教育を受けていましたが、また1923年に会議したモンゴル人民革命党の2回目の議会から、人々を文字のほかに多様な教育を施す決断をくだしたことによって、1985年にこの割合は55パーセントにまで増えました。その理由として、働く年齢層の中に多くの職種を発展させたことが考えられます。その職種には、畜産業、医師・看護師、教師、建築業、手工業などがあります。この多大な功績が評価され、1970年にモンゴル国は国際連合組織のUNESCOから、N.クロプスカヤ賞と栄誉ある賞をいただきました。

この全体を見ると、過去100年間にモンゴルの教育面は大きく発展しました。その要因は、国民の学びたいという強い意思と、適切な判断があったからだと思います。私たちの国から世界に評価される人材がもっともっと増えることを願っています。教育面の歴史を見るとき、モンゴル国民は次世代に向けて用意ができており、時代に先駆けた若者達、科学者達、ノーベル賞を獲得するたくさんの人達がこれから誕生し、歴史書にも載るということに確信をもっています。