モンゴル・中国、立法府間の対話

政治
bolormaa@montsame.gov.mn
2021-12-07 12:10:24

1125日、モンゴル国家大会議と中国の全国人民代表大会間の第4対話が実施され、モンゴル側からはトゥムルバータル・アユルサイハン副議長、中国側からはペマ・ティンレー人民代表会議常務主席が出席した。今年も新型コロナウイルスの影響でオンラン式で開催された。冒頭、アユルサイハン副議長は、今年に迎えたモンゴルの人民革命100周年にあたる、中国指導部からの祝電に謝辞を述べ、中国共産党創立100周年、中国人民共和国の建国72周年を祝賀するとともに、「中国の経済・社会的な安定は、我が国にとって、発展の外部要素の面から重要である。両国は戦略的パートナーシップのためにあらゆる方面で強化することを支持する。感染症の世界的な大流行は、各国の経済発展、国際交流、越境的な流通の困難をもたらした。困難に屈せず、両国関係は益々深まっている」と開会の挨拶を行った。

一方、ペマ常務主席は「両国の立法府間協力を一層深めることは、二国間関係の強化に資する」とし、「中国外交において、中国・モンゴル・ロシアの3カ国関係は重要な位置を占めており、互恵的関係の構築を目指す」と前置きした。同氏は「両国の貿易は順調に増大しており、出来高は前年同期比46.5%増で70億米㌦に達している」と交流活性化をアピールした。今回の対話では、モンゴルの立法府と憲法改正、中国の貧困対策及び林業推進策、産業政策、教育行政などが取り上げられた。また、戦略的パ ートナーシップの強化、立法府間の連携等について意見交換も行われた。