オユンエルデネ内閣、リオ・ティント代表らと対談

政治
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2021-11-27 09:20:49


ロブサンナムスライ・オユンエルデネ首相は1122日、政府庁舎において英豪資源大手リオ・ティントのヤコブ・スタウショーン最高経営責任者(CEO)ら一行と対談し、より建設的な交渉を望むと意向を表した。

オユンエルデネ首相は、坑内掘り開発の遅延を巡る責任をリオ・ティント社の経営陣に求めるとともに、同社が必要資金を調達し、モンゴル側の負債帳消しと当該開発プロジェクトの収益性を上げるべきだとした。また、首相は、締結からずっと物議を醸しているドバイ契約、オユトルゴイ坑内掘り開発及び資金調達計画の即時取り消しを行い、当該プロジェクトの双方にとっての有益性確保、モンゴル国民の利益確立を要求した。さらに、モンゴルが受領すべき収益を2010年のフィジビリティスタディに基づいて算出されるべきと指摘した。

 対するスタウショーンCEOは、モンゴルにおける事業を重視するとともに、オープンかつ透明性のある協力していく余地があることを表明。信頼醸成と信用に基づく協力を新たな局面に向けて発展させたいとした。

 オユンエルデネ首相は、内閣官房長官の昨年12月、新CEOに昇格されたスタウショーン氏とオンライン協議を開いており、モンゴル側の主張は一貫して揺るぎないことを改めて確認した。当時のオユンエルデネ内閣官房長官は19年の国会決議第92号の執行を目的の特別ワーキング・グループの長を務めた。現在は、ヒシゲー・ニャムバータル法・内務相が当該ワーキング・グループの長である。