首相:食肉と食肉製品輸出増進に注目

経済
41@montsame.mn
2017-12-01 15:31:57
 食糧・農牧業・軽工業省によると、モンゴルでは食肉・食肉製品製造業者は約40社あるが、定期的に活動している業者は約10社に過ぎないという。なお、U.フレルスフ首相はその一社となるマフ・マーケットとマハ・インペックス社を11月28日に視察した。
 2016年度の家畜統計では、全家畜頭数は6150万頭に達している。内訳は、羊2780万頭、ヤギ2550万頭、馬360万頭、牛400万頭、ラクダ40万頭。国内の食肉需要は年間1000万~1200万頭。これで年間需要を完全に満たせるほか、年間900万頭の家畜の肉を輸出可能である。
 2017年11月現在、2万1500万㌧の食肉をロシア、中国、カザフスタン、日本、イラン、カタールなどの各国に輸出している。この統計を過去5年に比べると食肉輸出が5倍も増えており、これは1080億トゥグルグに相当している。この金額を7倍も伸ばせられると、U.フレルスフ首相が言及した。つまり、2018~2019年に16万8000㌧の食肉輸出が可能だと計算されている。
 マハ・マーケット社は2004年に設立され、屠畜、食肉処理、食肉製品、国内外の販売、保管、輸送など行なっている。輸出用の工場が設立されてから1年も経っていないが、一日10㌧の煮肉、1㌧の乾肉を生産している。設立から2011年までにロシアに食肉を輸出していたが、家畜価格の上昇と感染病発生のためロシア市場が停止となった。そこで、中国に熱加工による食肉、イランに冷凍肉を輸出しており、今年11月では1330㌧の食
肉を輸出している。
 マハ・インペックス社は国内食肉需要を満たすほか国際市場に輸出する目的で1946年に設立された。現在、家畜の仕入れから食肉加工品まで全ての工程を実行し、モンゴルの市場に供給すると共に海外へ輸出している。6県で家畜を準備し、原料を加工している。今年9月じゃらイランへ熱加工食肉を1000トン、馬肉を中国へそれぞれ輸出している。首相は、馬肉輸入を要請する国が増えている。