麻生財務大臣、満面の笑みでモンゴルの漫画家と対面
カルチャー1 0 日、アジア欧州会議(ASEM)でモンゴルを訪れていた日本の副総理で財務大臣の麻生太郎さんが、モンゴルの漫画家・エルデネバヤルさん( 3 1 ) とそのマネージャー・タミルさんの二人と面会した。こうした現地の若者と会うことになったきっかけは、こうだ。麻生さんが外務大臣を務めていた折、日本の文化であるマンガやアニメを海外に広める目的で、「国際漫画賞」を創設した。エルデネバヤルさんは、昨年、その第8回目の最優秀賞を獲得し、今回の“ご対面”となった。受賞作『ボンバルダイ』は、遊牧民の5歳の男の子が、「愛と勇気と知恵」をテーマにモンゴルの伝統や風習、習慣などを漫画で伝えていくというもの。今後、「何年かけても108冊のシリーズを作るのが目標」という若い漫画家に対し、「今、何冊できているの?」と、笑顔で尋ねる麻生大臣。「4冊です。ボンバルダイは、いま、モンゴル初のアニメ化にチャレンジしています」。脇からタミルさんが、「国際漫画賞」のおかげで、モンゴルの若手漫画家たちは非常に元気を得て、世界へ発信できる優れた作品を送り出そうと頑張っています」と感謝した。ASEM会議のわずかな合間に、現地の若者と会って励ました麻生財務大臣のほのぼのとした出来事は、民間外交のワンエピソードとして、モンゴル人の記憶に残ることだろう。
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