2026年に、地下鉄建設を着工
社会
(ウランバートル市、2025年11月28日、国営モンツァメ通信社)ウランバートル市は、市中心部の深刻な交通渋滞に対応するため、新たな大量輸送インフラとして「ウランバートル地下鉄プロジェクト」の建設工事を2026年に開始する方針を明らかにした。
首都知事室によると、同プロジェクトは市内で最も交通量の多いエンフタイワン大通り沿いに整備される計画で、実現可能性調査とコンセプト設計が完了した。環境・社会影響評価(ESIA)については、韓国の「イノジェン」社とモンゴルの「エコ・ナトル」社が共同で作業を進めており、12月中の完了を見込んでいる。
現在、西–東方向へ1日平均34万7000台の車両が往来している。このため、ピーク時には市民一人あたり1日3~4時間を移動に費やしている状況で、労働時間の損失や燃料費の増加、社会的不満の高まりなど、多方面で大きな経済損失が発生している。
この状況について、Kh.ニャムバ-タル市長は「地下鉄プロジェクトの国際入札を公開で実施しており、事前提案を提出した27社を対象に、12月15日に最終選考を行う予定である。国際基準に基づき、計画策定から資金調達まで慎重に進める必要がある」と述べた。
Ulaanbaatar