保険金支払い、182億トゥグルグ増加
経済
(ウランバートル市、2025年8月26日、国営モンツァメ通信社)国家統計局の発表によると、今年上半期の保険料収入は2455億トゥグルグに達し、前年同期を234億トゥグルグ上回った。
一方、保険金の支払い総額は882億トゥグルグで、前年同期比26%(182億トゥグルグ)増加となった。
保険料収入の内訳は、任意保険が85.8%、強制保険が12.9%、長期(生命)保険が1.3%を占める。保険金支払いの内訳は、任意保険が70.2%、強制保険が27.7%、長期保険が2.1%であった。
第2四半期に支払われた保険金は391億トゥグルグで、前年同期比49億トゥグルグ増加した。
保険料収入が増加した要因としては、災害・治療保険料が129億トゥグルグ、自動車保険料が75億トゥグルグ、航空機保険料が50億トゥグルグ、それぞれ増加したことが影響した。
一方で、資産保険は36億トゥグルグ、家畜保険は5億8110万トゥグルグ減少した。総収入に占める割合は、自動車保険が28.6%、災害・治療保険が19.8%、資産保険が13.5%となっている。
保険金支払いの増加要因としては、災害・治療保険が91億トゥグルグ、航空機保険が72億トゥグルグ(前年同期比2.7倍)、自動車保険が28億トゥグルグ、それぞれ増加したことが大きい。これに対し、資産保険は22億トゥグルグ、信用保険は18億トゥグルグ減少した。
現在、モンゴルでは一般保険と長期保険を合わせ23種類の保険商品があり、その中で「自動車責任保険」が強制保険として定められている。同保険の第2四半期の保険料収入は273億トゥグルグに達し、全体の11.1%を占めた。支払われた保険金は244億トゥグルグで、前年同期比9.9%増加となり、総支払いの27.7%に当たる。