モンゴル初の美容補綴物実験室を開設
社会(ウランバートル市、2024年9月17日、国営モンツァメ通信社)9月16日、「シティ」大学付属美容学部にインプラントと人工臓器補綴物を専門とするモンゴル初の実験室が開設された。
同実験室の開設は、2017年に始まった研究作業の成果である。最新の3D技術を備えたこの施設では、人間の臓器をスキャンし、3Dプリントしたモデルを作成し、ドイツの高度な技術を活用することができる。同大学はこの革新的な実験室に対して20年間の特許を取得した。
先天異常や事故により手足の切断を余儀なくされた人々は、義肢についての知識が限られていることがよくある。このギャップに対処し、美的観点から個人の自信を高めるために、新しい実験室が設立された。同施設は、臓器の切断や先天性欠損などに対して、美観を重視した解決策を提供することを目的としている。
補綴物は、人の肌の色に合わせて7〜8色をブレンドして作られる。さらに、補綴物にはシリコンとアクリルの爪が組み込まれているため、女性が美的目的で爪にエナメルを塗り、ケアすることが可能である。指の関節は鉄製で、握る、持つなどの機能的な動作が可能である。現在、同実験室で指、手、足、耳、鼻などのさまざまな人工臓器を最新の技術を用いて製作している。