「草の根・人間の安全保障無償資金協力」 案件実施に関する署名式
社会(ウランバートル市、2023年12月28日、国営モンツァメ通信社)12月27日、J.チンブレン国会議員の立ち会いの下、井川原賢在モンゴル日本国特命全権大使は、ナツァグ・バヤルムンフ・バヤンズルフ区長との間で、草の根・人間の安全保障無償資金協力に係る贈与契約に署名した。
案件名は「ウランバートル市バヤンズルフ区第61番幼稚園改修計画」であり、その枠で、ウランバートル市バヤンズルフ区第61番幼稚園の全面改修を行い、同園の屋根、外壁、厨房の換気システム、内装(窓、扉、床、天井、内壁、照明交換)、上下水道配管及び暖房配管の改修を実施する。同園の安全で衛生的な教育環境を整備し、もって同区の教育の質を向上させることが期待される。
日本政府は、1990年以降33年間にわたり、モンゴル全国において草の根無償を実施してきた。今回のプロジェクトはモンゴルにおける草の根無償プロジェクトの597件目、バヤンズルフ区では23件目のプロジェクトであり、同案件の供与限度額は28万2426米㌦である。
(※)「草の根・人間の安全保障無償資金協力」は、日本政府が1990年に導入した制度であり、開発途上国の地方公共団体、教育・医療機関等が実施し、草の根レベルに直接裨益するプロジェクトに対し、日本国の在外公館が中心となって資金協力を実施する。