「ミレニアムロード」建設事業、7000㌔完成!

政治
bolormaa@montsame.gov.mn
2022-07-06 13:37:32

21県を首都ウランバートルに舗装道路で接続するというモンゴル政府の目標が完全に達成でき、最後に残ったザブハン県トソンツェンゲル郡からオリアスタイ(県庁所在地)方面の舗装道路67㌔が竣工し、「ミレニアムロード」建設事業は見事に達成できた。

   道路の開通式が627日にザガスタイ丘で行われ、ロブサンナムスライ・オユンエルデネ首相が参加し、挨拶した。首相は「本日、モンゴル国が21県を首都ウランバートルに舗装道路で接続できた歴史的な日になっている。約7000㌔続く『ミレニアムロード』大建設は発足後、21年経過しして成功裏に完成できた。これは長期開発政策を実施するにはどれほどの時間がかかり、政策の継続性を維持し実施できればどれほど成功を納めるかを示す実例となった」と述べ、建設事業の実施に尽力した全時代の政府、首相、国内外の投資家、エンジニア、技術者に謝意を表明した。

 今夏、この道路建設のほか、タワントルゴイ~ガショーンソハイト方面の416㌔の鉄道、ズーンバヤン~ハンギ方面の226㌔の鉄道建設が竣工し、ビチグト~ズーンハタブチ(ドルノゴビ県にある国境検問所)とアルツソーリ~シベーフレン(国境検問所)の西及び東部の鉄道建設を始める。またオリハンとハビルガ国境検問所(ドルノド県)での舗装道路の建設も始まる。これによりモンゴルは首都ウランバートルを21県に舗装道路で接続するほか、各国境検問所を鉄道で結び、輸出入品の輸送能力を34倍に増進し、国境検問所の再開発事業が全国的に実施される。

 トソンツェンゲル~オリアスタイ方面の道路は標高2500㍍の高さにあるザガスタイ丘を40㌔通行し、最も大変な山道だった。ザガスタイ丘を通行するにはこれまで23時間かかっていたが、現在3040分で県庁所在地に着けるようになった。道路は発展の基礎でもあるので、ザブハン県の経済、社会、特に観光分野の発展が期待される。同道路は中国の輸出入銀行の融資により、請負業者は中国の交通建設社(CCCC)で管理コンサルタントはムンフド・アシディーン・ザム社、下請はアルジロード社とトゥム・アルビジフ社だった。