モンゴル・日本両国関係におけるニュース

特集
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2020-12-30 11:21:57

今年、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、前年より、モンゴルと日本両国間の交流は少なかった。計画されていた多くのイベントが中止や延期に追い込まれた。これ に関連し、会議やプロジェクト、イベントなどがオンラインで実施されたのもコロナ感 染拡大による特徴と捉えられる。これにも関わらず、「モンゴル通信」は2020年を代表とする出来事として次の5つのニュースを紹介した。

1.


1月21日、在モンゴル日本大使館主催の 「天皇誕生日」祝賀レセプションがシ ャングリ・ラ・ホテルにて開催され、ロブサンツェレン・エンフアムガラン国会副議長、ドルゴルスレン・ゾミヤバザルモンゴル日本議員連盟会長、ドマー・ソドノムモンゴル日本友好促進協会会長(元首相)、D.ダグワドルジ大統領特使(元横綱朝青龍)など政治、経済、文化など各界の著名人や各国大使など約350人が招かれ、会場は和やかな雰囲気に満ち溢れた。徳仁天皇陛下の60歳の誕生日迎えた(2月23日誕生)令和初の祝賀レセプションが開幕し、ドグミド・ソソルバラム功労俳優をはじめとする歌手らがモンゴル・日本両国国歌を斉唱し、小林弘之在モンゴル日本国特命全権大使が祝賀の挨拶を送った。この日、多くの来賓はロビーで展示された「日本についの私の思い出」第一回写真コンテストの写真展を観賞するほか、式典では大型スクリーンで放映された天皇、皇后両陛下のこれまでをたどり、話題に花を咲かせた。また、祝賀料理では特別提供された宮崎牛、寿司などの日本食に舌鼓を打ち、8時過ぎに華やかな夕べの幕を閉じた。

2.


日本の茂木敏充外務大臣がモンゴルの ニャムツェレン・エンフタイワン外務大臣の招請により、9日と10日の両日にモンゴルを公式訪問した。今回の訪問で茂 木大臣はハルトマー・バトトルガ大統領とオフナー・フレルスフ首相を表敬訪問し、エンフタイワン外務大臣と会談に臨んだ。両国外相による会談では日本政府が新型コロナで経済的影響を受けたモンゴルを支援することを 目的とした250億円の緊急支援円借款供与が明らかになった。11月5日、チメド・フレルバータル財務大臣と田村えり子JICAモンゴル事務所所長がこの250億円借款契約に署名した。


3.


6月17日、外務省において小林弘之駐モンゴル日本国特命全権大使とダムディ ン・ツォクトバータル・モンゴル外務大臣との間で、無償資金協力2件、保健・医療関 連機材整備など「社会開発計画」及び若手行政官等の人材育成のための「人材育成奨学計画」で、合計12億4900万円に関する交換公文書の署名を行った。この無償資金の10憶円はた感染症対策及び保健・医療体制整備へ供与。また、若手行政官の日本の大学院への留学支援、「人材育成奨学計画」は、供与限度額2億4900万円。 コロナの時期に、この無償資金は最も必要な資金協力で、モンゴル社会経済開発に大きく寄与する意義がある。


4.


日本政府は新型コロナウイルス感染拡大が世界中で懸念される中、国際機関との共同対策としてモンゴルに国連児童基金 (ユニセフ)を通し、対モンゴル67万680米ドルの無償援助の供与を決定したと4月21日、外務省が明らかにした。


5.


モンゴル日本文化愛好家青年協会、 在モンゴル日本大使館の共催による毎年恒例イベントである「日本ポップカ ルチャーフェスティバル2020」がコロナ禍の影響を受け、今年、初めてオンラインで開催された。8月29日に行われたフェスティバルでアニメソング、コスプレコンテスト、折り紙ワークショップなどが行われ、マンガコース、お気に入りのアニメ音楽、コスプレなど数多くのポップカルチャーを宣伝し、モンゴル日本文化愛好家青年協会フェイスブック・ペ ージを通して放送された。