国産カシミヤ巡る懇談会、世界大手メーカーと意見交換

社会
gombosuren0625@gmail.com
2020-11-10 14:57:18

 国連開発計画(UNDP)のモンゴルの持続可能なカシミヤ連合会が10月29日、 生産者(遊牧民)と世界大手カシミヤ・メーカー 代表らによるオンライン式の懇談会が10月19~23日にかけて、バヤンホンゴル県シネジュンスト郡、 アルハンガイ県イフタミ ル郡において実施された と発表した。 独ヒューゴ・ボス、仏ケリング・グループ、英バーバリー、オーストリア・シュナイダー等の世界大手カシミヤ・メーカーの代表らと国内カシミヤ生産者が、国内バリューチェーン構築に向けて意見交換し、両者は新型コロナウイルス感染症による経済影響、自然災害、冬営準備、持続可能なカシミヤ産業に関する認識、カシミヤ需要、生産基準などを取り上げて協議した。 カシミヤ・メーカー側 は、モンゴル産カシミヤ品質について「高級レベル」との評価を改め、生産者側はカシミヤ品質の維持に向けた飼育方法や独自の取組等について発表した。ま た、生産者は、家畜の一定数保持、放牧地の保全と自然復興に対するモニタリン グ、家畜の生産性向上等を通じて牧草地を守っているとした上、コロナ禍と干ばつなどの影響でカシミヤ相 場が通常より50%下落しており、遊牧民も収入源の多元化を図る重要性を指摘していた。