フレルスフ首相、西部ホブド等へ出張

政治
dashtseren@montsame.gov.mn
2019-05-20 17:52:56

 オフナー・フレルスフ首相は13日、今月5~10日にかけてのヘンティー県の出張を終え、ホブド県とゴビアルタイ県へ出発した。

 首相は、同県ボヤント郡で建設されるホブド・エコ・セメント工場の工事鍬入れ式に出席した。この工場は、セメント年30万㌧を生産し、西部地域のセメント需要を完全供給し、値下げを実現させる。現在、西部5県の需要量は年22万㌧だが、ウランバートル相場より2倍の1㌧当たり30万トゥグルグという。同工場稼働で、1㌧当たりのセメント価格も15万トゥグルグへ下がると見込み。これと同時に物件価格も下がると期待されている。同工場の稼働は2020年以降である。

首相は15日、ホブド県エルデネブレン郡において、ホブド河で開発中のエルデネブレン水力発電所を視察に訪れ、同事業加速化を指示した。この水力発電事業は、電力輸入に代替できる国内発電事業の振興を目的に考案された。現在、F/S調査が継続しているという。同発電所開発事業では、西部地域の電力需要が賄われ、電力輸入の必要性がなくなる上、安価な国内電力源を確保できる、また、西部地域に対する補助金給付もなくなり、100人ほどの新規雇用先も生まれるなど、経済効果が見込まれる。総開発費は約2億8800万米㌦。最大出力は100MWである。