融資保証基金、841件の新規保証を提供
経済
(ウランバートル市、2025年、6月15日、国営モンツァメ通信社)融資保証基金の総資産額は、2025年第1四半期に3034億トゥグルグに到達し、2024年同期比101億トゥグルグ増加した。
保証された融資の残高は2024年同期比3.5倍に増加し、7828億トゥグルグに達した。当基金は第1四半期に212億トゥグルグ相当の841件の新規保証を提供し、2024年同期比5.2倍の増加となった。
同基金から提供された保証が地方別に発表された。具体的に、西部地域で34億トゥグルグの融資に対し94件の保証が、ハンガイン地域で208億トゥグルグの融資に対し551件の保証が、中央地域で40億トゥグルグに対し95件の保証が、東部地域で47億トゥグルグに対し94件の保証が提供された。
ウランバートル市で、36億トゥグルグの融資に対し7件の保証が提供された。保証を受けた一人当たりの融資残高は、第1四半期にウランバートル市で平均で2億3740万トゥグルグ、地方で平均で2350万トゥグルグとなった。地方の場合、東部地域で一人当たりに提供された保証の平均残高が最も高く、2860万トゥグルグとなっている。
総保証額の1.9%が卸売・小売業、4.8%が加工業、0.7%が情報・通信分野に提供された。「新協同組合」運動と住宅ローンの保証が全体の92.6%を占めている。
基金保証の54.8%をハーン銀行、32.8%をトゥリーン銀行、7%をキャピトロン銀行、2.5%を貿易開発銀行、0.7%をゴロムト銀行、0.2%をアリグ銀行が提供した融資が占めている。
融資保証基金が提供する保証の資金源の87.1%を「新協同組合」運動、7.2%をアジア開発銀行のMON-3338プロジェクト、5.7%を住宅ローン、0.3%を中小企業開発基金が占めている。また、提供された保証の平均期間は72.1ヶ月または6.1年である。これは2024年第1四半期に比べて152.6ヶ月(12.7年)短縮されている。
同基金の保証付き融資の90.5%は個人に、9.5%は企業に提供されている。企業向けの保証で、71億トゥグルグが加工業、13億トゥグルグが卸売・小売業、5億トゥグルグが情報・通信分野に提供された。個人に提供された保証の266億トゥグルグが「新協同組合」運動、64億トゥグルグが住宅ローンに充てられた。
また、基金の資産収益率が4.7%に達し、2023年比3ポイント上昇した。
基金の総残高に占める不良保証の割合は1.3%となり、2024年第1四半期に比べて4ポイント減少した。不良保証の残高が60億トゥグルグに達している。
不良保証の残高を業種別に見ると次のようになる。
50.2%が加工業
23.6%が卸売・小売業
9.6%が建設業、
5%が管理・支援サービス
3.1%が科学技術
2.8%が医療
2.6%が教育
2.1%が農業
1%が運輸・倉庫