風力発電所プロジェクトを実施へ

経済
b.dagiimaa@montsame.gov.mn
2025-05-01 10:01:31

(ウランバートル市、2025年5月1日、国営モンツァメ通信社)4月29日、ニューヨーク市において、モンゴル国のエネルギー改革国家委員会は、再生可能エネルギー分野で世界をリードする企業の一つであるUPC Renewables社と相互理解に関する覚書を締結した。


同社は、ドンドゴビ県において総設備容量2400MWの風力発電所プロジェクトを実施する。本プロジェクトは、モンゴルの再生可能エネルギー資源を効率的に活用し、発電されたクリーンエネルギーを地域市場、特に中国への輸出に活用することに加え、国内の電力供給の安定性向上や、モンゴルの二酸化炭素排出量削減にも貢献するものである。


モンゴル国副首相兼エネルギー改革国家委員会委員長のトグミド・ドルジハンド氏は、「モンゴルは、再生可能エネルギーの膨大な潜在力を最大限に活用するための第一歩を踏み出した。私たちは、クリーンエネルギーの輸出を拡大し、地域のグリーン成長に貢献するとともに、経済の新たな可能性を切り開くことを目指している」と述べた。


UPC Renewables Asia Pacific社の最高経営責任者、アンドリュー・ジョン・サザーランド氏は、「このパートナーシップは、ドンドゴビ県の風力資源を活用し、中国への輸出およびモンゴルの中央電力系統の信頼性向上を目的とした、安定的かつ競争力のある価格でクリーンエネルギー供給する環境を整備するものである。私たちは、モンゴルに国際的な投資を呼び込み、持続可能な産業発展に貢献するために尽力していく」と述べた。


エネルギー改革国家委員会よると、本プロジェクトでは、再生可能エネルギー設備の特定の構成部品をモンゴル国内で製造すること、さらにプロジェクトの建設・運営に必要なスキルを習得させるための研修センターを設立することを目標としている点が強調された。