フレーロータリークラブが日本RCと協力、国立第一病院に医療機器寄贈!

社会
b.undrakh@montsame.gov.mn
2023-05-14 14:40:23

7万4800米㌦の「前立腺レーザー手術機」に多大な感謝


53日、モンゴル国立第一病院において、「前立腺レーザー手術」医療機器の贈呈セレモニーが盛大に行われた。会場には多数の専門医や研究者にまじって日本のロータリークラブ会員19人の姿もあった。

これはモンゴルのフレーロータリークラブが、日本のロータリークラブ(東京、北海道など5クラブ)と協力し合って達成させた第一病院への医療機器贈呈プロジェクトである。

 冒頭に、フレーロータリークラブのミンジン会長が、「モンゴルと日本のロータリークラブが手をつないで引き渡しできたことが嬉しい。東京荒川クラブをはじめとする支援で多くの家族が幸せになるよう願います」と挨拶した。一方、嶋村文男荒川クラブ代表は、「他のクラブと共同で行ったが、短期間で出来たのはフレークラブのお陰。日本とモンゴルの新たな架け橋になった。今後もロータリアンは医療と健康のため世界を良くしようと支援していきたい」と述べた。

 60年の歴史があるモンゴル国立第一病院では腎尿路外科で男性生殖器疾患の治療に当って来たが、年間の手術は2100件を超える。この度、寄贈された74800米㌦の前立腺レーザー手術機により、新しい治療技術が導入される、手術の待ち時間が短縮、術後の合併症が減少、前立腺がんの早期診断が可能になるなど医療の質の向上に大きく貢献するという。バインウンドル専門医が、これまでの経過と新たな機器導入による意義と効果を丁寧に解説し、最後にヒシグジャルガル院長が「すべての皆さんに感謝する」と各クラブの代表それぞれに感謝状を手渡した。