EUへ輸出促進、第一段階は チャツァルガン食品

社会
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2022-04-22 15:39:29

    4月13~14日、オフナー・フレルスフ大統領の発案より「食糧供給と安全保障―作物農業」フォーラムが開催された。同フォーラムに、ザグドジャブ・メンドサイハン食糧・農牧業軽工業相及び野菜・果実農家らが参加した。冒頭で、メンドサイハン食糧・農牧業軽工業相は「果実生産は市場に出るまで3年以上の時間がかかり、同産業は長期的な支援と投資を必要とする。そのため、科学的な技術支援も含め、政府からより支援する方針である」と強調した。政府は2010年から2016年にチャツァルガン(サジー)国家プログラムを実施し、生産量を増やし、250万本のチャツァルガン苗木を農家に定額ローンで提供した。その結果、2021

年、全国で果実産業に338中小企業、2511の個人事業主が関わり、総生産面積が6686㌶に達し、3760㌧の果物果実が収穫された。これは例えば、2009年と比較すると、生産面積が4.4倍に、収穫量が9.8倍に増加したという。しかし、こ

れは国内需要の2%しか満たさないため、残りの2万から2万4000㌧の果実は輸入に頼っていると食糧・農牧業軽工業省が発表した。また、同国家プログラムの一環で、昨年1月にオブス県原産のチャツァルガン食品をEUの「地理的表示保護(PGI:Protected GeographicalIndication)」に認定された。同省は、「1 0 億本の植林」全国キャンペーンの一環で、果物・果実の総生産面積を1万3500㌶で増加し2万㌶にし、2400万本の果物・果実木を植えると計画している。