副首相とガスプロム社、パイプライン敷設巡り協議

経済
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2021-03-19 10:45:32

 サインボヤン・アマルサイハン副首相は3月11日、ロシアの国営企業ガスプロム社のヴィタリー・マルケロフ副会長らと会談をし、モンゴルを縦断するロシア産天然ガス・ パイプライン敷設事業について協議した。

 アマルサイハン副首相らは、モンゴル経由でロシア産の天然ガスを輸送するパイㇷ゚ライン敷設事業を、両国が推し進める総合的パー トナーシップ関係をさらに強化させることを改めて確認するとともに、本パイプラインに係るルート選定を早めに終わらせて今年上半期に合意ができる方向性で話し合った。

 ちなみに、ガスプロム社は天然ガス・パイプライン「 パワー・オフ・シベリア2」に係るフィジビリティ・スタディを今年上半期に終える計画だ。なお、ガスプロム社は、現地法人「ガスオプロヴォド・ソユーズ・ヴォストック」を創設するなど、本事業への準備を着々と進めた。モンゴルとガスプロム社は、2019年12月にモンゴル経由の天然ガス・パイプラインを敷設する事業に関する取極め、翌年8月に採算性調査に関する覚書をそれぞれ結んだ。天然ガス・パイプラインは、年間輸送量が500億立方㍍で、現在稼働中の天然ガス・パイプライン「パワー・オフ・シベリア1」に比べるとその1.3倍の輸送力がある。