国連食料農業機関、遊牧世帯を対象に支援事業実施

社会
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2020-03-12 12:31:23

モンゴル気象水分環境研究所は12日に、ゾド(雪害・冷害)リスクマップを発表した。これに関連し国連食料農業機関(FAO)がスイス開発協力庁(SDC)の12万米㌦の資金により、遊牧世帯の収入源を確保することを目的に「ゾドリスクの高い地域に住む脆弱な遊牧世帯への早期措置」人道支援事業を開始した。

この事業に当たって、ドンドゴビ県の10郡、ドルノゴビ県の5郡、トゥブ県の5郡、バヤンウルギー県の2郡に住んでいるシングルマザー、障害者、家畜保有数が少ないなどの理由から脆弱な状態に置かれた450遊牧世帯のに42万トゥグルグ相当の現金と家畜用緊急パッケージを授与した。さらに、ゾドの被害に覆われたザブハン県の16郡に国家備蓄より配布する飼料や刈草など運送費を負担する。

 この事業実施により、上記538郡に住んでいる6500遊牧世帯の32000人の収入源が確保される。