エ大統領、ミャンマーを実務訪問

政治
arvis@montsame.mn
2016-06-17 16:46:41

 12日、モンゴルのTs.エルベグドルジ大統領はミャンマー連邦共和国を実務訪問した。 訪問の冒頭、大統領はモンゴル・ミャンマービジネスフォーラムに出席し、開会挨拶を行った。大統領は、ここ数年、両国間協力が強化し、ビジネス経営者間の協力あ交流が深化しているに満足感を示した。

 さらに、大統領は両国に歴史、文化、資源など同様なことが多く、今後、互恵的な協力を実施し、共に発展していく可能性があると強調し、両国のビジネス経営者に工業、畜産業での協力を呼びかけた。フォーラム後、大統領は「資源利用の適切なマネジメント-2」鉱物資源大臣国際セミナーに出席した。

 大統領は「モンゴルは資源豊かな国です。資源開発や外国直接投資により、一時期、経済が飛躍的に成長し、17%に達していました。しかし、適切なマネジメントを実施していなかったため、成長率を保つことはできませんでした。適切なマネジメントは公開的な政策のことであります」と語った。「資源利用の適切なマネジメント-1」国際セミナーは昨年3月にウランバートルで開催されており、今回のセミナーに80ヵ国の代表者が出席し、鉱業部門の開発や直面する課題などについて意見交換した。セミナーの後、エルベグドルジ大統領はミャンマーのティン・チョウ大統領と会談した。冒頭、エルベグドルジ大統領は「我が両国関係と協力は促進しています。ここ数年、両国間でハイレベルな訪問が相次いで実施されており、両国関係の促進にプラス影響を与えています。今後、両国間で経済、教育、観光部門の協力促進が可能です」と述べ、7月にウランバートルで開かれる第11回アジア欧州会合(ASEM)首脳会合にティン・チョウ大統領が出席するとの期待感を示した。会談後、両国大統領の立会いの下、文化部門での協力に関する覚書にモンゴルの文化・教育・科学省とミャンマーの宗教・芸術省の代表者が署名した。

 続けて、大統領はアウン・サン・スー・チー国家最高顧問・外相と会談。大統領は「鉱業資源の開発により、モンゴルの経済は飛躍的に成長していました。短期間で大量の収入を得ており、社会福祉や国民に支給してしまい、適切なマネジメントを実施しませんでした。世界市場で資源の価格が下落し、モンゴルの経済も不景気に直面しました。不景気から脱出するにはノルウェイの経験から教わったことは成果を挙げています。モンゴルの鉱業部門はミャンマーと同様であるため、今後、経験のシェアを希望しています」と語った。

 これに対し、アウン・サン・スー・チー外相は「モンゴルは民主主義を短期間で発展させ、その経験を多国にシェアしています。これらの協力において相互的に経験を交わすことは双方の関係を促進するに最も重要であります」と強調した。大統領は1990年以降、モンゴルのマス・メディア数は急増し、国民はネット上で意見を自由に表し、ソーシャル・メディアを自由に利用していると語り、7月にモンゴルで開催されるASEM首脳会合への出席を招請した。

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