アマルバヤスガラン議長、スイス連邦国と協力拡大へ

政治
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2025-08-01 10:33:04

(ウランバートル市、2025年8月1日、国営モンツァメ通信社)ダシゼグベ・アマルバヤスガラン国会議長は、マヤ・リニカー・スイス連邦国民議会議長と、7月29日に会談を行ったと国会報道官が発表した。


会談の冒頭、アマルバヤスガラン議長は、スイスはモンゴルにとって「第三の隣国」であり、ヨーロッパにおける信頼できるパートナーであると述べた。両国は社会・経済をはじめとする幅広い分野において関係と協力を拡大していくことを目指している。また、モンゴルにおける民主主義、法の支配に基づく国家体制、議会制度の強化を目的として、スイス連邦と協力のもとに実施してきた一連の成果あるプロジェクトの中でも、スイス議会の立法活動、特に国民投票の実施や直接民主主義の原則に関する協力関係が深まってきたことに対し、感謝の意を表した。今後は、両国の立法機関およびその事務局間の関係を一層強化し、相互に関心の高い分野において実質的な協力の推進を国会として支持する方針を示した。


リカニー国民議会議長は、両国は地理的に離れているものの、平和主義と多国間主義に基づく共通の価値観を有しており、関係と協力が一層強化されていることを喜ばしく思うと述べた。立法機関およびその事務局間の協力が成果を上げている一例として、今秋、スイス連邦国民議会の代表団が、議会監視に関する優良事例を共有するためにモンゴルを訪問する予定であることが強調された。さらに、スイス開発協力機関(SDC)はモンゴルでの活動を終了したものの、スイス連邦経済事務局(SECO)がこれまで開始したプロジェクトの継続的な資金支援を行っていることから、モンゴル国会としても引き続き支援するよう依頼した。


また、双方はスイス連邦議会にモンゴルと交流する議員連盟を設立する可能性についても意見を交わした。