フレルスフ大統領のキルギス国賓訪問が終了
政治
(ウランバートル市、2025年7月24日、国営モンツァメ通信社)オフナー・フレルスフ大統領は、7月20日~23日に、サディル・ジャパロフ・キルギス共和国大統領の招請により、同国を国賓訪問した。
フレルスフ大統領および随行代表団は、ビシュケク市の「マナス」国際空港で、サディル・ジャパロフ・キルギス共和国大統領、S.ガンホヤグ在キルギス・モンゴル国特命全権大使、A.アルティクバエフ在モンゴル・キルギス共和国特命全権大使などの関係者らに見送られた。
今回の国賓訪問の際、両国大統領は伝統な友好関係を一段を引き上げし、「包括的パートナーシップ」を構築した。
したがって、キルギスとモンゴルは「包括的パートナーシップ」を構築した中央アジアの第2番目の国となった。
昨年、モンゴルはカザフスタン共和国と「戦略的パートナーシップ」、今年の初めに、ウズベクスタン共和国と「包括的パートナーシップ」を構築した。
同国賓訪問の際、双方は関係、協力拡大に関する10件以上の文書に署名した。
両国は今後:
ー貿易拡大とビジネス・投資に適した環境の整備
ー国民の権益保護と犯罪の予防・抑止・捜査に関する協力
ービシュケク-ウルムチ-ウランバートル間自動車回廊の共同利用
ー鉱業およびその他の分野における、関係の象徴となるプロジェクト・プログラムの実施
ーモンゴルおよびキルギスに1年以上居住・就労している国民に対する運転免許証の相互交換制度の実現
ー大統領が提唱した「ホワイト・ゴールド」全国運動の枠で、キルギスに羊毛、カシミア製品の供給
ーキルギスへのモンゴルのヤクおよびヤギの供給と果物・野菜の供給拡大
ーデジタル開発、イノベーション、行政サービスのデジタル化、情報技術およびサイバーセキュリティ分野における協力
ーキルギス共和国国立大学に、「モンゴル-キルギス文化教育センター」を創設し、「モンゴル学」プログラムの実施
ー本年度から実施される、両国政府奨学金を通じたモンゴル語およびキルギス語学研究分野の学生交流
ーモンゴルの「10億本の植林」全国運動とキルギスの「緑の遺産」構想との連携
ーモンゴルで、二国関係の象徴となる「モンゴル・キルギス友好の森」公園開設
ーダルハン・オール県とキルギス大統領全権代表事務所との協力
ー二国関係の象徴となる「モンゴル・キルギス友好の森」公園をモンゴルで開設することを決定した。
また、フレルスフ大統領は、トゥルグンベク・ヌルランベク国会議長とアディルベク・カスィマリエフ・キルギス首相兼大統領府長官と会談した。
さらに、モンゴル・キルギスビジネスフォーラムには、情報技術、エネルギー、鉱業、輸送・物流、教育、銀行・金融、食品、農業、商業サービス、観光などの分野から150社以上の企業が参加し、交流を深め、協力に関する契約を締結した。さらに、フォーラムの期間中に、両国企業の協力促進や共同プロジェクトの実施、関係強化を目的とした「モンゴル・キルギスビジネス評議会」が設立された。
国賓訪問の一環として、モンゴル国立芸術劇場による公演を行われ、馬頭琴の演奏および写真展がキルギス国民に披露された。